ゲームの世界をベースにしたオリジナルストーリーです。ローレシア寄りの内容で、オリジナルキャラも出ます。
「俺達がいるだろ。」
アイリスは涙に濡れた顔を上げる。
「弱さを見せることは、恥じゃない。ーそうやって人は強くなるんだ。」
リーヴルは手を伸ばすと、アイリスの涙をそっと拭った。
「お前が自分の意思で歩き出せる時まで、俺達が支えてやるから。・・・もう、一人で泣くな。」
「・・・・・」
アイリスは無言でリーブルの肩に顔を伏せると、声を立てずに泣いた。リーヴルはその体をそっと抱きとめる。
魔物の真空の呪文から、身体を張ってリエナを庇い、重傷を負ったルーク。しかし、既にリエナの魔力も底を尽き、回復の呪文を唱えることはできず……。
最後に一匹だけ残った魔物が真空の呪文を放った。真空の刃が後方で援護していたリエナめがけて一直線に襲いかかる。このままリエナにまともに当たれば、盾を装備できない彼女は間違いなく重傷を負う。ルークは咄嗟にリエナの許に走ると、左腕の盾で呪文を避けようとした。しかし僅かに間に合わず、真空の刃の大半がルークの左腕を襲った。それでもルークは怯むことなく、リエナを自らの長身で守り、残りの刃を盾で防いだ。
旅の初日、ムーンペタの宿で起きたある事件のお話
「いやああっ!」
リエナはうなされて目覚めた。
(まただわ……、最近ほとんど毎晩……。お父様、お兄様……何故、何故!)
リエナはまだ震えが止まらない。両腕で肩をかき抱き、寝台の上に蹲っていた。
DQM+を踏まえてのDQ2設定その2です。
ムーン視点なので少女漫画風味。
いつもローレが家出するので、今回サマルが家出します。
雪舞う極寒の地で、私たちは言葉を失っていた。
呼吸する事すら難しいこんな険しい自然を相手に、地獄から蘇ってきたかのような恐ろしい魔物を相手に、私たちがここまでやってきたのは何のためだったのか?
この険しい旅の、最後にして最大の目的を前にして、共に歩み、共に戦ってきたひとに私たちは裏切られたのだ。
「もう一度言う。ここから先は、俺一人で行く。お前ら2人は戻れ」
ロトの末裔達の旅の一コマ。
クローバーの花言葉は「Be Mine = 私のものになって下さい」
「私はあの三つ葉のクローバーのネックレスが欲しかったの」
「え? あの安物のガラスの方? その隣の赤い宝石の方じゃなくて?」
「私、宝石なんて要らないわ。私が欲しかったのは、三つ葉のクローバよ」
「ふうん…… 何かこだわりでも? 普通は四つ葉を欲しがるものだろうに?」
「三つで一つなんて、私達みたいじゃない?」
シリーズとしてはロト3部作になります。
プレイしたことがある人なら考えたことのあるはずのネタをSSにしてみました。
勇者ロトの血を引く者ルーザーは、竜王を倒すための戦いに明け暮れていた。
「勇者ロトの使っていた伝説の装備品がある。」
その噂を聞いてルーザーはドムドーラの町(というかドムドーラの廃墟)へと来ていた。
「このおおっ!」
ルーザーはメルキドの町で買った炎の剣で、勇者ロトの鎧を守っていた悪魔の騎士を撃破した。
DQ2を少しリアルに考えています。
クリア後、DQM+に至るまでの経緯考察その1です。
偉大なる勇者ロトの末裔の冒険は数多語られている。
しかし彼等のその後について記された資料は多くはない。
歴史をなぞり、ここに邪神殺しの勇者達のその後を記す。
~サマルトリアの歴史学者、エドワルド・C・サイラス/ルビス経暦1008年・記
DQ2クリア後、IF設定その1
ロレ×ムンですが、ロレ×サマ妹です。
サマルトリア城の中庭で、朝日を見上げている。
森を通り抜けてきた風が、柔らかく髪を撫でていった。
今ごろ、この朝日を、セリアはあの尖塔から眺めているのだろうか。
十年前に言えなかった言葉を、セリアに伝えた。
離れていた日々の想いを。
ロトの末裔三人が揃うシーンです。
「なあ、カル。あの犬に間違いないよな。」
「多分ね。僕達にあれだけ懐いてきたし、何だか上品だったしね。」
二人の青年が何やら話しながら町中を歩いていた。
ベラヌールでサマルトリアが目覚めたところです。ちょっとした記念話です……
まるで、生まれて初めて息をしたときのようだった。
重い、苦しい世界から突然解放された。肺に満たされた空気が、冷たく、甘く感じる。
だが、身体はそれに驚いたのか、僕は何度もむせて、でもそのたびにそれは、僕自身にしばらく忘れていた肉体の感覚を思い起こさせたのだった。
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