DQ3の公式設定をあちこち踏み外しながら、家事の合間にちまちまと書き付けています。
ロトの末裔達の旅の一コマ。
クローバーの花言葉は「Be Mine = 私のものになって下さい」
「私はあの三つ葉のクローバーのネックレスが欲しかったの」
「え? あの安物のガラスの方? その隣の赤い宝石の方じゃなくて?」
「私、宝石なんて要らないわ。私が欲しかったのは、三つ葉のクローバよ」
「ふうん…… 何かこだわりでも? 普通は四つ葉を欲しがるものだろうに?」
「三つで一つなんて、私達みたいじゃない?」
奇妙な四角関係
素気無く扱われても全く気にした風もなく、席に着いた菫青にぴっとりと身を寄せる
アイオライトのうきうきとした様子に、三人は顔を見合わせた。誰からともなく零れた
溜息は深くて重く、どう隠しても隠し切れないやるせなさが滲み出ていた。
ムーンブルク王城にて
やがて暗い空に僅かな青味が差してきた頃、最後の光を送った王女がゆっくりとこちらを
振り向いた。強くて儚げな微笑みが、微かな星々の光を掻き集めたかのようにひっそりと
そこに咲いていた。
年下勇者君は片想い
「私を誰だと思ってんの?あっちの方がいっぺん、馬にでもすこーんと蹴られた方がいいのよっ!」
「……というか、こっちの方が完全に当てられてはいますけどね」
「だから、余計に腹立つんじゃないっ」
頑張れ、パシリ勇者
バラモスを倒せば、姉ちゃん達が見事に倒せば、自分にも自由という名のおこぼれが回ってくるかもしれない……
そんな淡く、儚く、遠い期待をささやかな秘め事として抱きつつ、自分の旅は続いていくのだ。
気弱勇者の掴んだひとつの勝利
「今までで一番格好良かったわ、アル。
あなた、これからは今みたいに言いたいことをその場ではっきりと言いなさい。
そうすれば、きっといい男になれるわ」
「それまで見ててくれる?」
「うん」
ノアニールで眠っているのはエルフの方だったり、カンダタが銀髪のエルフだったり、鍵や塔関係は完全無視、
オーブ集めもまともにしないという公式設定をかなり踏み外したオリジナル要素満載のDQ3小説です。
「人間は誰だって誰かに助けてもらって生きているんだ…… 今の俺があるのはみんなのお陰……」
俯いたままのリヴが呟いた。
それは自分に言い含めるような呟きだった。
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